【環 境】日立製作所 鉄道事業者向け「鉄道電力分析サービス」の提供開始
日立製作所は鉄道事業者向けに、エネルギーマネジメントを支援する「鉄道電力分析サービス」の提供を開始した。
「鉄道電力分析サービス」は、鉄道事業者が保有する車両や設備情報、運行や送電実績などの現場データを日立の鉄道システム統合シミュレーター(*1)で総合的に分析することで、設備・運用面での課題を可視化し、改善策を検証する。これにより、鉄道事業者における電力運用を最適化し、環境負荷低減とコスト削減の両立による持続可能な輸送事業の実現に貢献する。
なお、サービス提供開始に先立ち、日立製作所は複数の鉄道事業者と電力使用量のピーク抑制や回生失効(*2)の削減を目的とした分析を行い、その効果を確認した。
*1 鉄道システム統合シミュレーター
鉄道の輸送力やエネルギーコストなど現地の鉄道事業のニーズに即したシステムを構築するため、車両設備、信号設備、運行管理設備、電力設備など、複数の設備の連携を考慮した大規模な鉄道システムを再現するシミュレーター。2011年9月から提供開始した。
*2 回生失効
電車が停止する際や減速する際に生み出される回生電力が消費や貯蔵されず、ブレーキの制動力が低下または失われる現象
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