【アジア】JFEエンジニアリング ベトナム・ハノイ市最大の大規模下水処理場を完工
JFEエンジニアリングは、月島JFEアクアソリューションとの共同企業体で、ベトナム・ハノイ市から受注した同市最大規模のエンサ下水処理場を完工した。両社はプロジェクトにおいて詳細設計、施工を担当、2025年5月に工事を完了し、同年8月21日に完工式が盛大に執り行われた。
ベトナムでは急激な経済成長に伴い都市化が進み、生活排水による河川の水質汚濁が深刻化しており、下水処理施設の整備が急務となっている。下水道普及率2050年100%の目標を掲げているが、都市部の下水処理率は20%と低水準にとどまっている。
同プロジェクトは窒素およびリンの高度除去機能を備え、処理能力270,000m3/日(対象人口:約100万人規模)を有する同国の目標達成に欠かせない下水処理施設の建設プロジェクトで、2019年に着工し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響下においても工事が継続され、約6年の工期を経て竣工した。
建設資金には国際協力機構(JICA)の円借款が提供されている。水処理技術については高速ろ過、建設技術については電磁探査付推進工法など本邦技術を随所に取り入れ、質の高いインフラ輸出を実現した。
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