【環 境】住友三井オートサービスと埼玉県小川町 リユースEV車の活用で連携

SMAS(住友三井オートサービス)と埼玉県小川町は、「ゼロカーボンシティの実現に向けたリユースEV車の活用に関する連携協定」を締結した。

埼玉県のほぼ中央に位置する小川町は、面積の約55%が森林であり、豊かな自然を子どもたちやその先の世代へ引き継ぐため、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「小川町ゼロカーボンシティ」を2021年(令和3年)に宣言した。二酸化炭素の吸収源となる森林の整備や公共施設での再生エネルギー活用の推進、廃食油をバイオディーゼル燃料に再資源化するなど、町民及び事業者が一丸となって、ゼロカーボンシティの実現を目指している。

小川町は公用車としてリユース(中古)EVを導入し、車載蓄電池の劣化モニタリングに加え、テレマティクスデバイスで収集する各種データの分析など、リユースEVの公用車としての経済性ならびに実用性を検証することを両者で合意した。

リユースEVは新車時と比較してバッテリー性能は低減するものの、用途や条件によっては十分に車両電源として利用することができる。災害時には「動く蓄電池」として、地域の防災レジリエンス強化にも資することから、連携協定はEVの2次利用・3次利用の可能性を見極めることでEV利用の選択肢を広げ、カーボンニュートラルの達成とサーキュラーエコノミーの実現に貢献することを目的としている。


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