【知 識】SMASと大阪府貝塚市 ゼロカーボンシティ実現に向けたリユースEV利活用で連携

SMAS(住友三井オートサービス)と大阪府貝塚市は、「ゼロカーボンシティの実現に向けたリユースEVの利活用に関する連携協定」を締結した。

貝塚市は温室効果ガスの排出を抑制するため、2007(平成19)年に「貝塚市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」を策定し、市自らの事務および事業を対象として温室効果ガスの排出抑制を積極的に図っている。2030年度までに市域における温室効果ガス排出量を基準年度とする2013年度比50%削減すること、および長期目標である「2050年カーボンニュートラル」の実現を目指し、2024(令和6)年には「貝塚市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」並びに「貝塚市ゼロカーボンシティ宣言」を策定・表明。行政のみならず市民や事業者などとも連携して計画を実行している。

今回、モビリティ分野におけるエネルギーの有効利用の観点から、公用車としてリユース(中古)EVを導入し、車載蓄電池の劣化モニタリングやテレマティクスデバイスで収集する各種データの分析などを共同して行うことで、リユースEVの公用車としての経済性ならびに実用性を検証していくことを両者で合意した。

新車と比較して廉価で導入できるリユースEVを公用車として活用し市内を巡回することで、市民・事業者への周知と啓発を進めるとともに、車両電源としてのEV二次利用・三次利用の可能性を見極める。EV利活用の選択肢を広げ、貝塚市全体としてのEVの普及促進、ひいてはゼロカーボンシティの実現を図る。


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