【物 流】阪急阪神エクスプレス 入社式で社長訓示
阪急阪神エクスプレスは、2025年4月1日に新入社員30名の入社式を行った。
式中に行われた社長訓示で、同社、谷村社長は同社の取り巻く環境について国際輸送業界の外部環境は一昔より大きく変わってきたとして、コロナ禍の物流混乱で多くの荷主が適正在庫を抱えるようになり、一般貨物の航空輸送需要が減少している。一方で、中国やベトナム発の米国向け越境 EC 貨物の航空輸送需要が高まっており、日本発のスペースが中国・ベトナムから日本経由で運ばれる貨物に優先利用されるようになり、運賃が高騰して高止まりしている。その背後には日本発輸出貨物の存在感が縮小していることを挙げている。
さらに、海上輸送についても同様の傾向があり、日本発輸出貨物量は伸び悩んでいる。この傾向は数年前から顕在化していて、同社では顧客とのグローバルでの取引を一元管理し、そのデータに基づいたKPIを設定して日本発着以外のビジネス拡大を目指して営業活動をしているなどを述べた。
また新入社員に対しては、「目標をもつこと」「最後までちゃんとやること」などを意識してほしいこととして伝えた。
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