【流 通】古河電工と東北大学 道路附属物の老朽化状況に関する全国アンケート実施

古河電気工業(以下:古河電工)と東北大学大学院工学研究科久田研究室(以下:久田研究室)は、道路標識や標示などの道路附属物の老朽化状況についての住民アンケートを、全都道府県7,050名を対象に実施した。

道路標識や街路樹などの道路附属物は、日本全国で約1,000万本以上存在し、近年では老朽化にともなう落下事故も発生している。今後、労働人口がさらに減少することが予想されるなか、標識などの道路附属物においても効率的なメンテナンス方法の確立が求められている。

古河電工と久田研究室は標識などの道路附属物の効率的なメンテナンス方法を共同で研究しているが、住民通報からメンテナンスすべき道路附属物が明らかになることも多いため、全都道府県における住民の道路附属物の老朽化の認知状況等を調査するためにアンケートを実施した。

その結果、回答者の約3割が「自治体は道路附属物のメンテナンスを実施していると思わない」と回答し、都道府県別では沖縄県が41.3%で最も高く、東京都が16.7%で最も低かった。また自治体に望むメンテナンスへの取り組み方針は「傷みが小さいうちに予防的な修繕を進め、できるだけ長持ちさせる」の回答が約4割で最多となり、既存の道路附属物の維持を望む住民意識が明らかになった。


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