【流 通】アキレス サステナブルなバイオマスプラスチックを新開発

アキレスは、環境対応型プラスチックとして、新たにフレームラミネート用バイオマス軟質ポリウレタンフォームとバイオマスPVC(ポリ塩化ビニール)レザーを開発した。

気候変動による環境問題が深刻化する中で、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の考え方が重要視されている。日本政府も2050年までにカーボンニュートラルを目指すと宣言した。これに応じ同社もバイオマス原料を活用した環境配慮型の技術・製品の開発を推進し、植物由来の原料を用いた軟質ポリウレタンフォーム『エアロンエコ(R)』や、業界で初めて「バイオマスマーク」を取得した帯電防止防炎透明軟質PVCフィルム『アキレス バイオマスセイデンクリスタル』などを上市してきた。

バイオマス原料を使用した従来の軟質ポリウレタンフォームは日用品向けが一般的だったが、アキレスはフレームラミネート性(熱融着性)と難燃性を備え、より広い用途に使用できる特殊タイプのフレームラミネート用バイオマス軟質ポリウレタンフォームを開発した。一般的な軟質ポリウレタンフォームと比べて原料調達から製造段階までのCO2排出量を製品1kg当たり約5kg削減(※ 同社調べ)する。またポリウレタンフォームとともに同社主力製品であるPVCレザーも、バイオマス原料を一部使用していながら従来品と同様の耐熱性、耐寒性を備えたバイオマスPVCレザーを開発した。アキレスは環境配慮型製品のラインアップ拡充により、化石資源の使用抑制やカーボンニュートラルの達成に貢献する。


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