【知 識】DeNA子会社と秋田大学 次世代医療DX推進協定を締結

DeNA子会社のアルムと秋田大学は、今後、人口減少に伴う医療水準の低下を防ぎ、サステナブルな地域医療を実現すべく、現在医療業界が持つ課題を医療DXによって解決することを目指すことで合意し、連携協定を締結した。

日本の65歳以上の人口割合は世界一で、急速なスピードで少子高齢化が進んでおり、2040年には全人口の約35%が65歳以上となると推計されている。なかでも秋田県の高齢化率は39.5%と最も高く、働き手の中心となる生産年齢人口は51.6%(※1)と日本の未来社会が秋田の現在であるとも言える。

これまで日本の医療は医師や看護師をはじめとする医療従事者達の献身的な努力の中で、維持されてきた。一方で医師の働き方改革が施行され、医療の高度化・専門化が進展する中、これまで通りのやり方で現在の医療体制や医療水準を維持していくことはむつかしい。加えて、医療従事者の確保が難しくなることが見込まれる中、医療従事者の働き方の効率化・省力化を推進するとともに、高度・専門医療を提供するための仕組みづくりを行うことは待ったなしの状況となっている。

両者は連携協定を基に、医療需要に応えるための医療現場のニーズからDeNAが得意とするモバイル・クラウド・セキュリティ・AI技術を活用し、革新的な医療ソリューションの設計開発と医療DXによる業界変革・課題解決を目指す。


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