【知 識】香川県小豆島町とJTB 人材派遣協定を締結
香川県小豆島町とJTBは、小豆島の持続的な発展を目的とした「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」の推進に向け、地域活性化起業人制度を活用した人材派遣協定を締結した。
JTBと小豆島町は小豆島の20年先の未来を見据え、地域行政や事業者などとともに、「観光」を基盤とした持続可能な産業を作っていくことを使命に、2024年8月1日、「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」を発足した。
小豆島における最優先課題のひとつが、全国よりも早く直面している人口減少と少子高齢化への対応で、特に若年層の流出が深刻となっており、これは学校の統廃合など教育環境の縮小を招き、さらなる人口流出につながる恐れがある。
そのような課題の解決を目指し、両者はプロジェクトの取り組みをさらに加速させるため人材派遣協定を締結した。人材派遣を通じて、島内におけるSTEAM教育(※)の普及促進に取り組むとともに、小豆島中央高校を舞台に、経営や先端技術を活用したビジネス実践の機会を創出する。これらの取り組みにより、小豆島の魅力ある教育環境づくりを推進し、将来的には島外からの離島留学や教育移住を促進することで、小豆島で学びたい人の増加を目指す。
今後、教育事業において、STEAM教育の体系化や、小豆島島内の中学校・高校への普及・定着を行い、恒常的に授業が実施できる状態を構築していく。また島内若年層に対するビジネスなどの実践の機会の創出についても、協定期間内に小豆島に実装されるプログラムを築き上げていく。
2024年より進めている、自動運転ボートを活用した海上交通の開発、国立公園寒霞渓での観光誘引コンテンツの開発など、「20年先の小豆島を作るプロジェクト」を、小豆島に根付く事業として推進する。
※ STEAM 教育
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の5つの分野を統合的に学ぶことで、課題解決力や創造力、論理的思考力等を育む教育手法。小豆島町は2023年より、町内の中学生を対象に実施している
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