【環 境】横浜ゴム 長距離輸送に適したトラック・バス用オールシーズンタイヤ発売

横浜ゴムは、長距離輸送を行うトラック・バス向けの低燃費性能重視型オールシーズンタイヤ「BluEarth 722L」を2025年3月より発売する。

「BluEarth 722L」は高速道路などの幹線道路を長距離走行する割合の高い消費者ユーザーの輸送コスト削減に貢献するため、低燃費性能を大幅に進化させながら、背反する耐摩耗性能と耐偏摩耗性能も高次元で両立させた。

開発にあたっては同社のトラック用タイヤ史上最高の低燃費性能を誇る「BluEarth 711L」のトレッドパターンを応用し、コンパウンドには原料を最適配合した低燃費コンパウンドを採用したことにより、「BluEarth 711L」に迫る低燃費性能を実現した。耐摩耗性能、耐偏摩耗性能およびウェット性能については従来品「ZEN 702ZE-i」を上回る性能を実現している。

また、摩耗が進んでもサイプが多く残るトレッドパターンを採用することで、摩耗後のウェット性能を確保。濡れた路面での発進や停止などでも優れたトラクション性能を発揮し、新品時から摩耗時まで「安全運行」に貢献する。

横浜ゴムは2024年11月から、自動運転トラックの開発などを行うT2のレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービス実現に向けた公道実証実験に参画し、「BluEarth 722L」を使用したタイヤ検証を実施している。同社はトラック・バス用タイヤ事業強化の一環として、世界的に進むEVシフトや自動運転車両向けの技術・商品開発を加速するとともに、新たなタイヤソリューションサービスの確立を推進し、持続可能な物流の実現に貢献していきたいとしている。


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