【知 識】農林水産省と鹿島・かたばみが「建築物木材利用促進協定」を締結

鹿島と同社グループ会社のかたばみは、農林水産省と「建築物木材利用促進協定」(※)を締結した。

鹿島グループは1990年代より木造技術の向上に力を注いでおり、多数の木造・木質建築を手がけている。また現在、全国49か所に約5,500ヘクタールの山林をグループで所有し、かたばみは100年以上にわたり維持・管理を担っている。鹿島はこれらの実績から、2024年5月に「木造/木質化建築の拡大・定着」や「持続可能な社有林経営」等を盛り込んだ「鹿島環境ビジョン2050plus」を策定し、環境保全と経済活動が両立する持続可能な社会の実現に向け、グループ一丸となって取組みを推進している。

林業の持続的発展や自然再興(ネイチャーポジティブ)、建築物への木材利用の促進を実現し、環境保全と経済活動を両立させるには、山林の適切な維持・管理と、伐採した樹木の利活用を一体のものとして捉えることが重要だと同社は考えている。「植林し、手入れして育て、伐採してまた植える」ことで健全に山林を育て木材を生産する林業と、伐採した樹木を利活用する建設業をつなぎ、木材サプライチェーンの川上・川下間の情報共有を図ることで、森林資源を余すことなく循環利用するサイクルを構築することが欠かせない。

鹿島とかたばみは、これらを「建築物における木材の利用の促進に関する構想」としてとりまとめ、農林水産省と本協定を締結した。鹿島グループと同省が連携・協力することで、構想に基づく以下の取組みを促進し、その達成に寄与する。


※「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に基づき締結するもの


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