【環　境】オリックス　自社保有船でバイオ燃料を使用した試験航行を実施

オリックスは、同社がＤａｍｐｓｋｉｂｓｓｅｌｓｋａｂｅｔ　ＮＯＲＤＥＮへ用船中の保有船で、バイオ燃料を使用した試験航行を開始する。自社船でバイオ燃料を使用するのは同社初の取り組みである。

先進的なバイオ燃料は、植物由来の原料から成る廃食油などから製造されている。植物が成長する過程で大気中のＣＯ２を吸収しているため、化石燃料と比較してＧＨＧ排出量が大幅に削減される。また船舶用のバイオ燃料は、既存船のエンジンなどの機関設備に大幅な改造を施すことなく使用できるため、既存船の運航におけるＣＯ２削減策として注目されている。

今回の試験航行では、従来使用されてきた重油と廃食油由来のバイオ燃料との混合燃料を使用し、安全航行の検証およびＣＯ２排出削減量を評価する。混合燃料の使用により、見込みで約１５～２０％のＣＯ２を削減できる。

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