【物 流】JR貨物 2024年8月分輸送動向

JR貨物は2024年8月分の輸送動向を発表した。

発表によると、長引く物価上昇により個人消費は足踏み状態が続いているものの、猛暑の影響により飲料等の季節商品の一部に持ち直しの動きが見られた。一方、本年は台風10号の接近・上陸に伴う記録的な大雨の影響により、東海道・山陽線を走行する、関東・東海・関西・九州地区発着の貨物列車を中心に、長期にわたる運休や大幅な遅れが発生したことにより、輸送実績は前年を下回った。

コンテナは鉄道シフトの動きが続いた積合せ貨物や、飲料など猛暑による需要増加

が見られた食料工業品、米の出貨好調が続いた農産品を中心に堅調に推移していたもの

の、月下旬の大雨及び台風等の輸送障害により大きな影響を受けた。コンテナ全体では

前年比 89.7%となった。

車扱では、石油が顧客の設備修繕に伴いガソリン輸送が一時停止となった影響により減送となったほか、石灰石は、顧客の設備改修に伴う生産調整により前年を下回った。車扱全体では前年比 97.3%となった。

コンテナ・車扱の合計では、前年比 92.3%となった。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です