【流 通】電通 「シニアプレイヤープロジェクト」を開始
電通は国内の約3人に1人が65歳以上の高齢者(シニア)となる2035年(※)を見据え、社会から必要とされ、役割がある「シニアプレイヤー」(商標出願中)が活躍できる社会を企業・団体などとともにつくる「シニアプレイヤープロジェクト」を開始した。シニアの心豊かな働き方や地域貢献を実現する環境づくりを行うほか、「シニアプレイヤー」を応援する情報発信や社会実装の場を提供していく。
シニアに関する研究やソリューション開発を行う電通シニアラボと、電通と業務提携を結び、シニア向け生活サポート事業などを手掛けるMIKAWAYA21は、シニアが抱える課題を解明するため、2022年より大規模な定量調査や自宅訪問調査などを共同で行ってきた。
調査では「行動範囲が狭くなった」「退職後、人とのつながりが減った」「人の役に立てない」「最近、孤独を感じる」などの声が聞かれ、社会とつながりたい願望があってもカラダの問題・ココロの問題・キズナの問題に悩んでいることが分かってきた。一方で、楽しく働き、地域貢献をしているシニアほど、心身ともに元気に暮らしていることから、「社会参加」がシニアの抱える課題解決へのひとつの鍵を握るという結論に至り、シニアの社会参加を応援するプロジェクトをスタートさせることになった。
シニアプレイヤープロジェクトは、電通シニアラボや、未来創造に取り組む電通の社内横断組織「Future Creative Center」のメンバーらが、「シニアプレイヤー」との接点を持つ企業・団体などあらゆるステークホルダーに向けて推進していく。
シニアインサイトの提供や、クリエイティブを起点とした未来価値創造、メディア各社とのネットワー
ク、コンテンツを活用した社会課題解決手法など、さまざまな領域における専門性の高いナレッジを生かし、「シニアプレイヤー」の概念をより広く社会に発信します。また、企業や団体とともに「シニアプレイヤー」がいきいきできる社会システムづくりや、「シニアプレイヤー」を育成して担い手が不足する企業とのマッチング、社会実装に向けてのアクションの企画開発、具体的なパートナー連携のサポートなど、「シニアプレイヤー」が社会とのつながりを持ち、活躍できる場を提供するための取り組みを進める。
※ 内閣府「令和6年版高齢社会白書」
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