【環 境】レゾナック 使用済みプラスチック由来のアンモニアを燃料用途で世界初供給
レゾナックは、日本郵船が世界で初めての商用アンモニア燃料船として,2024年8月下旬に竣工を予定しているアンモニア燃料タグボート(以下 A-Tug)に、環境性能の高い低炭素アンモニアを供給した。供給したアンモニアは使用済みプラスチックをリサイクルして製造したものを使用しており、使用済みプラスチック由来のアンモニアを世界で初めて燃料用途で供給する。
アンモニアは燃焼してもCO2を排出しないため、地球温暖化対策に貢献する次世代燃料として注目されている。A-Tugに供給するレゾナックのアンモニア「ECOANN(エコアン)」は、家庭や企業からゴミとして排出される使用済みプラスチックを原料の一部に使用して「プラスチックケミカルリサイクル」により製造している。同社が製造するアンモニアは、製造過程で化石燃料や化石燃料由来のエネルギーを使わないことで「CO2排出80%強削減」を実現している。
レゾナックは1931年に、川崎事業所で日本最初の国産技術を使ったアンモニアの生産に成功して以来、90年以上にわたり日本のアンモニアの安定供給に貢献してきた。長年蓄積したノウハウを活かして、低炭素アンモニアを安定的に製造し、船舶まで安全に輸送提供していく。
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