【流 通】三井化学と郡家コンクリート工業 意匠性コンクリート製法を共同開発

三井化学と郡家コンクリート工業は、3Dプリンティングを活用したポリオレフィン系樹脂型枠と、それを用いた意匠性コンクリートの製造法を開発した。三井化学が開発した3Dプリンティングに適したポリオレフィン系材料と、郡家コンクリート工業のコンクリート製造技術を融合させることで、意匠性の高いコンクリート製品が実現できる。

三井化学が開発したポリオレフィン系材料は、一般的なポリオレフィンと異なり3Dプリンティングを行った場合の反りが小さく、良好な形状で造形できる。同開発品と3Dプリンティングの特徴である高い設計自由度によって、これまでにない形状のコンクリートを製造することができる。今回開発したポリオレフィン系材料は、今後、コンクリート枠型以外の用途への展開も検討していく予定にしている

両社は3Dプリンティングと保有技術との協創により、職人スキルの数値化促進やデザインの設計自由度向上を実現し、土木建築製造現場のDX化への貢献を目指す。


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