【流 通】東京大学 「スケーラブル・ロボットラーニング」社会連携講座を開設
東京大学大学院情報理工学系研究科は、ロボットとAIが融合した分野であるロボット学習における研究を加速させるため、社会連携講座「スケーラブル・ロボットラーニング」を開設する。
機械学習とロボティクスの垣根がなくなり、ロボット学習という分野が確立されつつある中、ロボット開発は大きな変容に迫られている。発展著しい機械学習の技術をロボットに適応させることにより、近い将来、これまでにはなかったレベルでの自律的な動作が可能なロボットシステムの開発が可能になると考えられている。このようなロボットの開発は社会的な課題である、人手不足の解消や労働環境の改善などの場面で効果が期待できる。その一方、従来のロボティクスの分野で発展してきた機械設計や制御、最適化といった枠組みだけでは足らず、深層学習をはじめとする機械学習にも精通した横断的な知見が求められる。この点で、今後のロボット開発はこれまでとは大きく異なっていくと考えられる。
このような背景から、東京大学は本田技術研究所(以下 Honda)と連携し、社会連携講座「スケーラブル・ロボットラーニング」を開設する。社会連携講座とは、民間機関等と連携することにより、東京大学における教育研究の進展と充実および人材育成の活性化を図り、学術の推進及び社会の発展に寄与することを目的とする制度で、今回の社会連携講座では、Hondaがこれまでに培ってきたロボティクスにおける知見と、東京大学における強化学習やコンピュータビジョン、自然言語処理に関する知見を融合させることにより、「自律的にスキルを学習することのできるロボットシステムの開発」に取り組む。
また産業界・学術界ともに、ロボティクスと機械学習の両分野に精通した人材の育成は急務となっています。東京大学は社会連携講座での活動を通じて、両分野に精通する人材の育成に努める。
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