【知 識】DNPと福井県敦賀市 多面的なまちづくりで連携

大日本印刷(以下:DNP)と同社グループの丸善雄松堂は、福井県敦賀市と地域の歴史や文化情報の活用による多面的なまちづくりと学びの推進を目的として、包括的地域連携協定を締結した。

DNPグループは、デジタル技術やDX(デジタルトランスフォーメーション)関連のソリューションの強み、「知と学び」に関する各種サービスの実践・運用の知見などを組み合わせ、地域の特長に合わせて敦賀市が進める持続可能なまちづくり・ひとづくりの実現を目指す。

敦賀市に2022年9月に開業した、全国初の公設民営書店「TSURUGA BOOKS & COMMONS ちえなみき」には、市民や学生をはじめ、県内外から多くの人たちが、良質な選書や学びを体験するために訪れている。開業からの約1年半で40万人を超える方が来館し、敦賀駅周辺の賑わいをけん引している。2024年3月の北陸新幹線の開業により、さらなる来訪者の増加が見込まれ、知を起点とした新たな交流の拡大が期待されている。

同施設の運営は、DNPグループの丸善雄松堂と編集工学研究所が指定管理者として担っており、今回の協定締結により「ちえなみき」にとどまらず、敦賀市のさまざまな取り組みを多面的に支援する。「ちえなみき」での丸善雄松堂の運営の手法・知見を起点として、敦賀市が持つ豊かな文化や歴史を、学びや観光に活かすとともに、DNPの多様なデジタル技術を活用した施策を通じて街の活性化につなげるなど、産・官・学・民が連携して「持続可能なまちづくり・ひとづくり」の実現を目指す。


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