【物 流】ナビタイムジャパン 車種別のCO2排出量算出・可視化サービス開始

ナビタイムジャパンは2024年2月28日から、法人向け運行管理サービス『ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション』のルート検索結果や走行実績画面で、車種別のCO2排出量の算出・表示を可能にした。

管理者画面では、運行計画作成時にルート検索結果から得られた距離と車両の種類からCO2排出量を計算し、表示する。これにより車種ごとやルートごとのCO2排出量を比較・検討できる。配車確定前の運行計画作成時に、車種ごとにCO2排出量を確認できる点が特徴で、例えば、積載率が低い場合は、より小型の車両で運行するなどの施策実施の目安になり、CO2排出量削減につなげる。

運行実績画面では、スマートフォンのGPSを使用した走行実績に基づいた移動距離と1日のCO2排出量、運行ごとのCO2排出量も確認できる。CO2排出量は、経済産業省と国土交通省が作成した「ロジスティクス分野におけるCO2排出量算定方法共同ガイドラインVer.3.1」の燃費法に基づき算出されるため、入力する情報は車両設定のみで、燃料使用量の入力手間を省いてCO2排出量の目安を容易に把握できるようになっている。

「国土交通白書2022」で交通・物流(運輸部門)は、2030年度には2013年度のCO2排出量に対して35%削減という目標が掲げられている。同社はこの機能によって、拠点や運行ごとのCO2排出量を可視化し、把握できるようにすることで、CO2削減に向けた具体的な取り組みや施策検討に貢献する。


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