【知 識】茨城県日立市と日立製作所 スマートシティ計画に向けた包括連携

茨城県日立市と日立製作所は、「デジタルを活用した次世代未来都市(スマートシティ)計画に向けた包括連携協定」を締結した。この協定にもとづき、両者はデジタルを活用しながら、グリーン産業都市、デジタル医療・介護と公共交通のスマート化を軸として、日立市の活性化と住民の安心・安全な暮らしを実現していくために共創プロジェクトを推進していく。

日立市は日立製作所の創業の地であり、110年以上にわたり大切に受け継がれてきた「社会に貢献する」という企業理念の原点として日立グループ・アイデンティティの拠り所となっている。日立市には日立グループのOT(制御・運用技術)・プロダクトを支える主要な事業所や研究開発の拠点が10か所以上集結しており、数多くの従業員やその家族が住民という側面もあることから、日立市と日立製作所は強い絆で結ばれたパートナーとして長年にわたり、ともに都市の歴史を紡いできた。近年も、日立オリジンパークの設立により、地域住民との新たな交流や対話が生まれる場を創設するなど密に連携しながら、行政と産業そして住民の方々と一体になった都市づくり、活性化をともに進めている。

その中で、地球温暖化に端を発した脱炭素化や不平等や格差をなくす取り組みを求めるSDGsへの対応、デジタル化への対応など、課題が多様・複雑化してきた。今後、両者は、地域の課題を解決し、子育て世代や若者、高齢者の方などすべての住民の生活を豊かにすることをめざして、ステークホルダーの皆さまとともにSociety 5.0を実現しサステナブルなまちづくりに取り組む。


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