【環 境】KDDIなど 曲がる太陽電池を活用した基地局実証を開始

KDDIとKDDI総合研究所、エネコートテクノロジーズは、カーボンニュートラルの実現に向け、曲がる太陽電池「ペロブスカイト型(以下、ペロブスカイト太陽電池)」「CIGS型(以下、CIGS太陽電池)」を活用した「サステナブル基地局」の実証実験を群馬県で2024年2月より開始する。ペロブスカイト太陽電池で発電した電力で商用基地局を運用する実証実験は国内初(※)。

「サステナブル基地局」とは、太陽光パネルの設置に関わらず、2023年度以降に設置する、カーボンニュートラルなどサステナビリティに貢献できる要素が盛り込まれた基地局のことを指す。

今回の実証では、「薄い・軽い・曲げやすい」といった特長を有し、次世代の太陽電池として期待されているペロブスカイト太陽電池を、電柱型の基地局に設置したポールに巻き付けることにより、敷地面積の少ない電柱型の基地局でも太陽光発電を可能とし、「サステナブル基地局」の拡大を目指す。

三社は今後も、カーボンニュートラルの実現に向けてエネコートテクノロジーズのペロブスカイト太陽電池の技術をKDDIの基地局に活用することで、同基地局の商用展開と「サステナブル基地局」の拡大を目指していくほか、基地局以外へのペロブスカイト太陽電池の活用を検討する。

※2023年11月末時点。KDDI調べ


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