【環 境】大東建託 国産アカマツ等100%の2×4工法賃貸住宅が24年1月に完成

大東建託は2024年1月末、岩手県一関市で岩手県産のアカマツ等を使用した、100%国産ランバー材による2×4工法の賃貸住宅を完成させる。同社は国産材100%の2×4工法建築物実現を目指していた。

岩手県は全国有数のアカマツ産地であるがマツ枯れが進行しており、被害拡大防止や資源の有効活用の観点から未被害材の伐採・利用を進めている。こうした状況を受け、アカマツの利用を進めるため、大東建託は2022年、けせんプレカット事業協同組合、森林総合研究所、岩手県林業技術センターの協力を得て、アカマツの強度試験を実施した。その結果、アカマツは同社2×4工法建築物の床根太や垂木等に求める強度基準を十分に満たしていることが確認できたため、同社初となる国産材100%の2×4工法賃貸住宅が実現した。

木材を多く利用する同社にとって、世界情勢に左右されず安定供給が期待できる国産材の活用は必要不可欠である。今後も、建設地域の木材活用による地産地消を促進させ、地域の林業振興・地域創生に貢献していく。


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