【物 流】JR貨物 米専用貨物列車「全農号」が2023年11月からスタート

JA全農とZLC、JR貨物は、2023年11月から米専用貨物列車「全農号」の定期的な運行を開始した。現在問題になっている2024年問題への対策として、鉄道輸送を取り入れ、米の産地である東北・新潟・北陸地方から東海・西日本の消費地への輸送ルートを確保し、米の安定供給に取り組む。

「全農号」はこれまで計3回の試験運行を実施し、取引先からの発注の確保や、輸送中の米の品質確認など、定期運行化に向けた準備を進めていた。定期運行は週末のダイヤを利用し、米の産地である東北・新潟・北陸地方から東海・西日本の消費地へ米を運ぶ。

初列車は、2023年11月5日夜に青森の八戸貨物駅を出発し、秋田、新潟、金沢などの各駅で周辺産地の倉庫からパレットやフレコンの形態で米の積込みを行い、同月6日の夕方に、大阪の百済貨物ターミナル駅までコンテナ100基分(約500トン)の米を輸送する。

今後、JA全農、ZLCおよびJR貨物の3社で連携して輸送ルートを確保し、米の安定供給に努めていくとしている。


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