【環 境】横浜赤レンガ倉庫のイベント等で発生する廃食用油を継続的にSAFに提供

日揮ホールディングス、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYと横浜赤レンガの4社は、横浜赤レンガ倉庫の館内店舗や主催イベントの会場における使用済み食用油(以下、廃食用油)を、国産の持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel)製造の原料として供給することで、資源の有効活用を通じて気候変動対策への貢献を目指した、循環型社会の実現のために相互に協力する基本合意書を締結した。

横浜赤レンガは「横浜オクトーバーフェスト」や「Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫」など、年間を通じて数百万人規模となるイベントを開催している。今回の取り組みで、横浜赤レンガは主催する全てのイベントで発生する廃食用油を、SAF製造に向けて供給していく。大規模イベントで発生する廃食用油を継続的にSAFに利用していく取り組みは国内で初めてとなる。

横浜赤レンガは横浜赤レンガ倉庫の館内各店舗や主催イベントの会場で使用した廃食用油を提供し、レボインターナショナルは、横浜赤レンガ倉庫における廃食用油を収集し、SAFFAIRE SKY ENERGYが計画するSAF製造装置向けに引き渡す。

SAFFAIRE SKY ENERGYは2024年度下期~2025年度初頭の生産開始を目指し、大阪府堺市で建設中の日本初となる国産SAFの大規模生産プラントにおいて、レボインターナショナルから引き取った廃食用油を原料としてSAFの製造を行う。日揮ホールディングスは、廃食用油を原料とするSAF製造事業に関するサプライチェーンの全体構築を行う。

4社は今回の取り組みを通じて国産SAFが供給できる体制を整えていく。


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