【環 境】商船三井 次世代型浮体式洋上風車の開発を行うオランダ企業に出資参画

商船三井は、次世代型浮体式洋上風車を開発するスタートアップ企業 TouchWindに出資した。

TouchWindが独自に設計・開発する次世代型浮体式洋上風車は、傾斜したローターにより大規模なウィンドファームで発生しがちな風車間の風の干渉を低減しウィンドファーム全体の発電効率を改善することが期待されている。それ以外にもその特徴により、強風での運転、風車と浮体部分の重量低減が可能で、風車の設備利用率の向上、製造・運転・保守コストの軽減、総発電コストの低減が期待されている。

TouchWindは令和元(2019)年よりオランダ政府からの補助金や賛同企業の協力を得て、その特徴的な風車の原理を実証する試験を行ってきたが、オランダ政府企業局Netherlands Enterprise Agencyより補助金を受け、ローター径6mの風車(出力12kW)を最大10基製作し、令和6(2024)年から令和7(2025)年にかけて、同国内の陸・海上で、風車間の風の干渉を低減する効果検証試験を行う予定にしている。


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