【環 境】アキレス 保湿効果向上で生分解性マルチフィルムを進化

アキレスは生分解性マルチフィルム『ビオフレックスマルチ』の機能を強化し、保湿効果を大幅に高め植物由来原材料を含有した『ビオフレックスマルチプラス』を、令和5(2023)年10月2日より発売する。

生分解性マルチフィルムは、地温調節や土壌乾燥防止、雑草防止など農業用マルチフィルムの基本機能に加えて、土中の微生物の働きで最終的に水と二酸化炭素に分解する性質を備えている。使用後はしっかりと鋤き込むことで、ポリマルチで行われていたはぎ取りや土落とし、回収作業が不要となる。

就農人口の減少と高齢化が進む中で、省力化による生産性向上や使用済みプラスチックの廃棄コストの削減に寄与し、温室効果ガス削減などによる環境負荷低減にもつながることから国や自治体も生分解性マルチの利用拡大を推進する。

機械展張が可能な強度と柔軟性を備え、黒、白黒、透明、銀ネズのカラーバリエーションで地温調節や雑草防止など多様なニーズに対応し、作物収穫後はしっかりと鋤き込むことで、ポリマルチでは必要となるはぎ取りや廃棄にかかる労力、コストを削減する。廃棄物の運搬・焼却が不要で温室効果ガス排出量の削減につながる。

『ビオフレックスマルチプラス』は、日本バイオプラスチック協会の「生分解性プラ」(登録番号1209)と日本有機資源協会の「バイオマスマーク」(認定番号230082:バイオマス度20%)に認定された、環境配慮型製品である。


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