【物 流】日本通運 ビール物流事業4社と災害発生時・2024年問題対応で協定

日本通運はアサヒロジ、キリングループロジスティクス、サッポログループとサントリーロジスティクスの4社とともに、鉄道輸送における自然災害発生時のバックアップ輸送体制の構築や、2024年問題をはじめとした将来的な労働力不足に対応するために、「物流課題解決に向けた協業体制強化による物流安定化に関する協定書」を2023年6月30日に締結した。

協定書締結は、将来的に物流業界の深刻な労働力不足が予測されていることや、近年の自然災害の多発によりサプライチェーンに影響を及ぼすリスクが高まっていることなどが背景としてあり、顧客から代替の輸送手段や輸送ルートなどの提案、輸送障害発生時の迅速な代替輸送力の提供を求める声が高まっている。日本通運はビール物流事業4社とともに鉄道貨物輸送事業やトラック輸送事業の協業体制を強化し、さらに輸送障害発生時におけるバックアップ輸送体制を構築し、安定したサプライチェーンの提供を実現する。

輸送障害発生時はビール物流事業4社が可能な範囲で車両を手配した後、各貨物駅において鉄道で輸送することができない貨物を車両に積み替えて、配達するサービスの構築を目指す。またモーダルシフトを加速化させることで、2024年問題にともなう中長距離の輸送能力不足に対応した解決策としての効果もねらう。


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