【知 識】がん研・凸版・阪大 最適な抗がん剤選択に向けた臨床研究を開始

がん研究会(以下 がん研)と凸版印刷、大阪大学大学院工学研究科の三者は、3D細胞培養技術「invivoid」により、患者のがん細胞を体外で培養し、複数の抗がん剤を暴露して得られた効果と、実際に患者に同じ抗がん剤を投与して得られた効果との比較を行う臨床研究を開始する。

「invivoid」を用いた抗がん剤選択検査の手法が確立することで、個々の患者ごとに最適な抗がん剤を選択するがん個別化医療の実現や、それに伴う経済的負担の軽減を可能にする。

がん研究会と凸版印刷は、がん研の「がん化学療法センター」内に共同でがん研究を行うための共同ラボを2019年に開設し、これまで「invivoid」による抗がん剤評価技術の共同研究を進めてきた。


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