【流 通】三谷産業 図書館向け「WEB座席予約システム」の提供を開始

三谷産業は図書館向けの新しい「WEB座席予約システム」を開発し、提供を開始した。砺波市立図書館(富山県)で初めて導入され、2023年3月4日より本稼働している。また同4月3日からは、試験導入期間を経て学びの杜ののいち カレード(石川県)でも本稼働した。

週末や祝日は、混雑のために図書館の座席がほぼ埋まってしまい、利用者がせっかく図書館まで足を運んでも、座席を確保することができないということがしばしば起きている。また誰も座っていない座席を見つけても、その席が現在空いているのかどうかを利用者が判断しづらいというケースもある。

一方で図書館側からは、コロナ禍以降は特に「館内の混雑をなるべく緩和したい」という声や、「長時間の座席の占有を防ぎ、公平な利用ができるように環境を整えたい」「利用者の利便性をもっと高めたい」といった声が聞かれる。

「WEB座席予約システム」は、図書館まで足を運ばずに自宅からでもスマートフォンやパソコンで空席状況を確認し、座席を予約することができるクラウドサービスで、図書館の利用者カードを持っていなくても、メールアドレスのみで簡単に登録し予約できる。

図書館職員は空席や予約状況を把握し、利用時間を超過する人がいてもスムーズに声かけできるので、公平な座席利用を実現できる。さらに座席ごとに予約時の1コマの時間の長さや、連続予約可能なコマ数などが細かく設定できるため、緻密な座席管理が可能になり、混み具合が異なる時期や曜日を考慮した最適な運用を叶えることができる。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です