【物 流】ローソン チルド・定温商品の店舗への配送回数を削減

ローソンは2023年12月より順次、弁当や麺類・惣菜・サンドイッチなどのチルド・定温商品の店舗への配送回数を変更している。現在、約7割にあたる札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の五大都市圏周辺エリアの店舗で1日3回、その他のエリアの店舗で1日2回の配送を行っているが、全店で1日2回配送に切り替える。

具体的には、2023年12月~2024年3月にかけて、エリアごとに順次全国で切り替えていき、深夜時間帯・朝・午後の3回に分けて行っているチルド・定温商品の配送を深夜~早朝・午後の2回に集約する。

配送ドライバーに関わる2024年4月施行の働き方改革関連法への対応やCO2排出量の削減およびコスト抑制につなげていきたい考えで、今回の取り組みにより、店舗配送に関わるCO2排出量の内、約8%の削減に繋がる見込みだ。

また2021年からAI(人工知能)を用いた配送ルートの最適化を開始し、現在は東北、関東、中部、近畿、中四国に対象エリアを拡大している。さらに2022年からは全国に約100ヵ所ある配送拠点の再編を進めており、配送効率を高める取り組みを推進している。今後は、常温商品や冷凍商品の配送についても効率化を進め、さらなる環境負荷軽減および安定的な供給体制の強化に取り組む。


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