【物 流】全日本トラック協会 2023年春の全国交通安全運動の実施計画を発表

全日本トラック協会は2023年5月11日から22日まで実施される、2023年春の全国交通安全運動についての実施計画を発表した。

実施にあたっては、全国重点である「こどもを始めとする歩行者の安全確保」、「横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上」、「自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底」に留意する。

事業用トラック向けの対策については、下記事項に重点を置いた安全運転の徹底について指導する。特に、以前として後を絶たない事業用トラックによる飲酒運転事案や、事故の約半数を追突事故が占め、かつ死亡・重傷事故の約4割が交差点で発生していることから「飲酒運転の根絶」、「追突事故及び交差点における事故防止」を最重点推進項目として徹底する。

重点推進項目には、「子供を始めとする歩行者の交通事故防止」、「夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止」、「携帯・スマートフォンの使用禁止の徹底」、「高速道路における事故防止」、「トレーラ事故の防止」、「健康起因事故の防止」、「過労運転等の防止」、「『WEB版ヒヤリハット集』を活用した安全意識の高揚」の8点をおき、事故の防止を徹底する。

車両の安全性の確保面では、「自動車点検整備推進運動」及び「不正改造車を排除する運動」を積極的に推進し、特に近年、大型トラックの車輪脱落事故が急増しているため、「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」などを通じ、車輪脱落事故防止対策の徹底を図る。

他にも事故情報等の収集による安全意識の高揚や、広報活動の推進を行うよう呼びかけている。


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