【知 識】NTT 高野山でSocial Well-beingの実証実験を開始

NTTは個々人のWell-beingと地域の関係人口創出・拡大を目的とした「日本文化・伝統に基づくSocial Well-being」(※1)の実証実験を開始した。

実証実験の第1弾として1200年の歴史を有し、世界遺産にも登録されている高野山(和歌山県伊都郡高野町)を対象とした「高野山×Social Well-being」について実証する。実証を通じ、高野山の伝統的な文化・自然や人との関わりをメタバース空間や身近な生活圏内で感じられる体験を創出することで、体験に関わる人々のWell-beingを支援するとともに、地域の関係人口創出・拡大による地域創生をめざす。

NTTはデジタルとリアルが連携された分散型社会において、個人の自律と集団の調和が利他的に共存している状態として「Social Well-being」のコンセプトを提唱し(※2)、これを可能にする社会をめざした研究開発を行っている。個人(自分)を大事にすると同時に、自分を取り巻く人やモノも大事にする考え方が広まることで、集団(組織)のために自分を犠牲にすることや、個人の価値観や役割が固定化することで集団の中で機能不全が起こるといった、個人と集団の二項対立を超え、個人と集団のよい状態が共存する社会をめざしている。

その具体的な取り組みとして、Social Well-beingのコンセプトに共感する多様なパートナーと、人の存在・内在的価値を重視するWell-beingに基づくサービスや社会の仕組みを共創している。また、その共創プロセスを方法論化した「Well-beingデザインフレームワーク」の研究開発に取り組んでいる。

今回、高野山で受け継がれてきた思想・教えがSocial Well-beingのコンセプトと高い親和性を持つことを踏まえ、高野山に関係するパートナーである高野山大学を始めとする多様なパートナー(※3)とともに、Well-beingデザインフレームワークを活用し、高野山の文化・伝統を活かしSocial Well-beingにつながる体験を共創した。


※1 日本文化・伝統に基づくSocial Well-being

日本文化・伝統を有する地域の地域創生と、その地域とつながることで一人ひとりのWell-beingに資する体験をめざした取り組み。NTTではSocial Well-beingな社会を実現するための個人の考え方として、東アジアの思想伝統を踏まえた自己観が重要であると考え、その思想と親和性の高い日本文化・伝統に基づいたWell-beingな体験を創ることで、個人のWell-beingと地域創生に資する価値の創出をめざしている

※2 Social Well-being

個人の自律と集団の調和を利他的に共存できるつながり

※3 高野山の地域のパートナーとして高野山大学(密教文化研究所)と、ICTを活用したWell-beingサービス開発のパートナーとしてエクサウィザーズが参画 


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