【流　通】東洋製罐　ＣＯ２削減につながる独自製缶加工技術での生産開始

東洋製罐は飲料缶の底部をリフォームして強化し、軽量化を可能とする缶底耐圧強度向上技術（ＣＢＲ　※１）を使用したアルミ飲料缶を、国内で初めて東洋製罐千歳工場で生産開始した。

ＣＢＲを使用することで、缶の重量が現行缶１１．５ｇから１０．９ｇとなり、０．６ｇの軽量化を実現した。これにより１缶当たりのＣＯ２排出量を現行缶より約３％削減している。またＣＢＲが適用可能とされるアルミ飲料缶の製品群すべてにＣＢＲを採用した場合、ＣＯ２排出量が見込みで約４０千ｔ（※２）削減される。

※１　ＣＢＲ（Ｃｏｍｐｒｅｓｓｉｏｎ　Ｂｏｔｔｏｍ　Ｒｅｆｏｒｍ）

従来の製缶技術と比べ、高い缶底耐圧強度を提供することができるなど、品質と軽量化が両立できる革新的技術であり、アルミ材料の使用量削減にともなう温室効果ガスの排出量減少にも繋がる。

Ｔｈｅ　Ｃａｎｍａｋｅｒ　Ｍａｇａｚｉｎｅが主催するＣａｎｓ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｙｅａｒ　Ａｗａｒｄｓ　２０２０「Ｐｒｏｔｏｔｙｐｅ部門」で金賞を受賞している。今回が初めての製品化事例

※２　東洋製罐におけるＣＢＲが適用可能とされるアルミ飲料缶の２０２０年度製造実績およびＣＢＲ使用缶１缶当たりのＣＯ２削減量を基に算定

・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です