【流 通】DNP 鑑賞システムで子どもたちの探究力への学習効果を検証

大日本印刷(以下 DNP)は、DNPインタラクティブコンテンツシステム「みどころキューブ」を小学校の授業で活用し、子どもたちの探究力向上に向けた学習効果を検証する実証実験を行った。今回、三重県伊賀市立成和西小学校にてデジタルアーカイブを活用した公開研究授業で、授業をコーディネートするTRC-ADEAC所属で、東京大学大学院情報学環の特任研究員でもある大井将生氏に、「みどころキューブ」を教材として提供した。

近年、デジタル田園都市国家構想の推進や博物館法改正を背景に、全国の自治体やミュージアム施設は、所蔵資料のデジタルアーカイブ化やデジタルデータの利活用を推進している。

DNPはそうした動きなどを受けて、ミュージアム向けの鑑賞システムとして「みどころキューブ」を開発しており、今回の実証実験は、実際の学校授業でこの鑑賞システムを初めて使用した。学校教育ではGIGAスクール構想の推進などによってICT教材の需要が高まるとともに、学習者が主体的に学ぶ「アクティブラーニング」が注目され、「探究的な学習」を促進する教材が期待されている。

今回の実証実験では、デジタルアーカイブ化された地域の歴史に関する資料の画像や情報を搭載した「みどころキューブ」を小学校の授業で使用し、子どもたちの学習理解や学習態度に変化が見られたかどうかを検証した。


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