【流 通】日販 出版社向けプラットフォーム「BookEntry」の運用開始

日本出版販売(以下 日販)は出版業界の業務DXの一環として、出版社向けの新たなプラットフォーム「BookEntry(ブックエントリー)」を開発し、運用を開始した。一部出版社(5社)より先行稼働し、取引先全社へ順次拡大を進める。

日販はJPRO(JPO出版情報登録センター)に登録される情報をベースに、新刊送品から在庫・物流・ECに至るまで活用してきた。しかし実際に日販の物流倉庫に商品が搬入されるまでは、出版社と日販との間で、メール・FAX・電話によるアナログなやりとりが数回にわたり発生していた。そこでJPROデータを起点に出版社の搬入情報の登録や部数契約などの一連の業務全てをオンラインで完結させる、新たなプラットフォーム「BookEntry」を開発した。

「BookEntry」は書籍・開発品から一部出版社で先行稼働し、2023年3月までに取引先全社へと拡大、2023年夏に雑誌・コミックメニューの稼働を予定している。同サービスを含め、出版社・書店との複雑なやりとりや作業をなくすことで、業界の業務負荷や返品を減らし、出版流通を配送だけでなく出版業界の業務の取り組み方からサステナブルな姿にしていく。


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