【知 識】大阪府泉佐野市とNEC 観光施策と行動データ利活用のための実証開始

大阪府泉佐野市と日本電気(NEC)は、観光を通じた泉佐野市の活性化に向けて、観光関連情報などを発信する観光周遊アプリを活用し、アプリから得られる行動データ等を観光施策に活かすための実証実験を2022年12月1日に開始した。

"大阪モデル"のスマートシティ実現のため、大阪府、府内43市町村、企業、大学、シビックテックなどで設立した「大阪スマートシティパートナーズフォーラム」において、NECは「インバウンド・観光の再生」プロジェクトのコーディネーターを務めている。活動の一環として、泉佐野市とNECは2021年7月に「持続可能な新しい観光地域づくりに関する連携協定」を締結し、観光サービス向上と地域経済活性化に向けてICTを活用した新しい観光サービスの提供とデータ利活用による観光活性化施策の検証を行っている。2021年度はシェアサイクルとその位置情報をもとに、おすすめ観光情報をスマートフォンに配信する実証実験を実施し、利用者の周遊履歴やユーザー属性ごとの反応などを見える化した。

実証実験の第二弾となる今回は、泉佐野市内のさらなる周遊促進を目的に、観光周遊アプリから得られる行動データ等を今後の観光施策に活かすための実証実験を行う。


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