【アジア】双日 インド高速鉄道の車両基地建設工事を受注

双日はインド最大のゼネコン兼総合エンジニアリング会社であるラーセン・アンド・トゥーブロ社と共同で、インド高速鉄道公社が実施するムンバイ〜アーメダバード間高速鉄道建設事業の一部である、サバルマティ総合車両基地建設工事を受注した。

インドでは近年の人口増加や経済成長を背景に国内の旅客需要が急増しており、安定した大量輸送システムの構築が急務となっている。今回受注した事業では、円借款による政府開発援助としてインド西岸マハラシュトラ州ムンバイ〜グジャラート州アーメダバードを結ぶ508kmの区間においてインド初の高速鉄道を建設する。現行の在来線特急では移動に約7時間かかる同区間を約2時間に短縮できる見込みで、高頻度の大量輸送システムの構築により、旅客の利便性を向上する。

受注した事業はグジャラート州最大都市のアーメダバード市北西に位置するサバルマティに高速鉄道建設事業で唯一の総合車両基地を建設するもので、2023年中に着工し、2028年の完成を予定している。

双日はこれまでにインド政府傘下のインド貨物専用鉄道公社から、デリー〜ムンバイ間貨物専用鉄道における軌道敷設、電化、信号・通信工事を受注している。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です