【物　流】ＮＴＴなど　自律的・効率的な「ロボットによるフードデリバリ」の実証実験

ＮＴＴアーバンソリューションズ、ＮＴＴ都市開発、ＮＴＴコミュニケーションズ、ＮＴＴの４社は、ビル内でのロボット活用による省力化とオフィスワーカーの新しい価値体験・飲食店の販売機会創出などを目指し、モバイルオーダーアプリと連動した自律型ロボットによるフードデリバリに関する実証実験を開始した。

今回の実証実験では、ロボットやエレベーターなどのビル設備情報や経路・店舗の混雑情報などをクラウドに集めて最適化シミュレーションを実施することで、従来のロボットに行き先を指定して配達する仕組から、注文受領後にロボットが人の指示を介さずに自律的に最適なルートを検索して、店舗へ集荷、該当フロアへの配達を目指す。

利用者が適切な時間内に希望通りの飲食物を受け取れること、飲食店がロボット配送のためのオペレーションを店舗運営に支障なく出来ることなどのニーズに加え、最適経路探索技術、配送計画最適化技術（複数のロボット使用）、ロボット制御最適化システムなどの技術の検証を行う。

実現にあたって、ＮＴＴの「待ちづくりＤＴＣ」および「４Ｄデジタル基盤」技術を活用する。またロボットの通信には５Ｇ通信を活用し、ロボットの位置情報や走行時のカメラ映像、複数台の運行状況を管理者へリアルタイムに伝送し、屋内配送の安心・安全なサービスの提供を実現する。

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