【知 識】住友生命保険 国立成育医療センターと「子育て応援サービス」の実証実験

住友生命保険は国立成育医療研究センターと共同研究契約を締結し、家事育児で大変な毎日を、明るく活き活きとしたものにすることを目的とした、子育て応援サービスの実装に向けた実証実験を開始する。

実証実験開始にあたり、協業先のトモイクとの連携を強化すべく、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)ファンド「SUMISEI INNOVATION FUND」から出資した。

実証実験は国立成育医療研究センターの出産予定者のうち、あらかじめ設定している条件に適合する希望者を2群に分け、一方はユカイ工学提供のコミュニケーションロボット「BOCCO emo」と、「子育てサポートアプリ」を利用し、子育て応援サービスを体験する。

実証実験は、育児中の夫婦のメンタルヘルス低下予防のみならず、産後うつが深刻化することに起因した自殺や育児放棄、虐待などの未然防止に寄与するという点で、社会的に意義のある試みと考えており、体験期間中に、対象者はWHO-5(※1)や、EPDS(※2)に回答する他、アンケート等を通じて、サービス実装に向けて効果検証を行う。


※1 WHO-5

 「WHO-5精神的健康状態表」ともいう。WHOが精神的健康の測定指標として推奨する質問票で、研究対象者の日常生活における気分状態を問う5項目の設問からなり、各設問に0~5の6段階で回答するもの

※2 EPDS

「エジンバラ産後うつ質問票」ともいう。研究対象者の産後の気分について問う10項目の設問からなり、各設問に0~3の4段階で回答する質問票


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です