【物 流】TMF デンソー 東京海上日動 東大 高齢者の安全運転支援を実証実験

トヨタ・モビリティ基金(以下 TMF)、デンソー、東京海上日動火災保険(以下 東京海上日動)、東京大学大学院新領域創成科学研究科(以下 東京大学)は、高齢者の安全運転支援を目的とした実証実験を豊田市で開始する。

ドライブレコーダーから収集した映像等をAIで分析し、安全運転のためのアドバイスを行うAI運転診断システムを活用することで、高齢者の事故リスク低減を効果的に実現する方法を検証する。

近年、交通事故の件数は減少しているが、75歳以上の高齢ドライバーによる死亡事故の割合は増加傾向にあり、今後も高齢の免許保有者は顕著な増加が見込まれるため、高齢者が事故を起こさず安全に運転するための支援・仕組みづくりが重要な社会課題となっている。

実証実験ではデンソーが開発を進めている、AIによる映像解析技術等を活用したAI運転診断システムを利用し、ドライバーの挙動から安全運転度を診断するとしている。これに加え、東京海上日動、東京大学の知見も活用し、運転行動の改善につながる仕組みの構築を行うとしている。

TMFは実証実験を通じて得られた知見を公開し、AI・データ分析技術が高齢者の移動課題解決へ活用されるよう促すとともに、産業界・学術界・医療界等との幅広い連携によってこの取り組みの実効性を高めるなど、高齢ドライバーの交通安全促進に向けて積極的に取り組む。


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