【知 識】横浜市大 医療経営合同インターンシッププログラムを実施

横浜市立大学は医療法人の垣根を超えた「医療経営合同インターンシッププログラム」を実施する。

このプログラムは事務職(医療経営職)の合同インターンシップで、横浜市立大学附属病院での現地実習と全国の5つの医療法人によるオンラインプログラムを組み合わせた。

全国の医療機関は地域における人口動態の変化や診療報酬改定、COVID-19の影響等によって、経営上の、あるいは地域包括ケアシステム上の課題に直面している。これらに対応するため、医療機関では医療経営を担う人材(=医療経営人材)の確保、育成のニーズが高まっている。

昨今の学生はSDGs等の社会貢献への関心が高く、未来の医療経営人材となる可能性を秘めている。しかし、現状では学生が医療経営に触れる機会はほとんどなく、事務職(医療経営職)がキャリアの一つとして認知されていない。そこで実際の医療経営に触れ、医療機関やその地域が抱える課題を知り、これらの問題の解決策を考えるインターンシップの場を提供する。

プログラム初日は横浜市立大学附属病院または横浜市立大学附属市民総合医療センターでの病院見学・現地実習、2〜4日目は5つの医療法人が異なる特色や強みを活かしたプログラムをオンラインで提供し、学生は3法人以上のプログラムを選択して参加する。

横浜市内唯一の特定機能病院と高度救命救急センターである横浜市立大学附属2病院での現地実習に加え、高度急性期・急性期・回復期・慢性期の医療や介護・福祉事業等を担う全国各地の医療法人で、地域包括ケアシステムにおける様々な場面を学ぶことができる。経営者、実務担当者からの講義、ワークショップなどを通じて、医療経営の現状や課題、先進的な取り組みを理解し、学生自身のスキル向上やキャリア形成に役立てることを目指す。


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