【環 境】民間企業6社 「次世代グリーンCO2燃料技術研究組合」設立

ENEOS、スズキ、SUBARU、ダイハツ工業、トヨタ自動車と豊田通商の6社は、燃料を「つくる」プロセスでの効率化を研究するため、「次世代グリーンCO2燃料技術研究組合」を2022年7月に設立した。

カーボンニュートラルの実現には、多種多様な地域・顧客のニーズに対応するため、多様なエネルギーの選択肢を提供することが重要になる。再生可能エネルギー由来の電力を基にした水素や合成燃料、植物の光合成によりCO2を削減できるバイオエタノール燃料も有力な選択肢であり、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)においてもその有効性が確認されている。しかし、いずれの燃料においても、原料調達だけでなく製造工程におけるCO2排出量の低減や社会実装に向けた課題を明らかにし、その解決方法を探索することが不可欠となっている。

次世代グリーンCO2燃料技術研究組合は、カーボンニュートラル社会実現のため、バイオマスの利用、生産時の水素・酸素・CO2を最適に循環させて効率的に自動車用バイオエタノール燃料を製造するため、エタノールの効率的な生産システムの研究、副生酸素とCO2の回収・活用の研究、燃料活用を含めたシステム全体の効率的な運用方法の研究や効率的な原料作物栽培方法の研究を進める。


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