【物 流】シナモンAI ケースマーク専用AI-OCR/照合AIモデルの販売を開始

シナモンは輸出入貨物の外装のケースマークと輸出入予定の貨物情報データベースのケースマーク情報を、専用のAI-OCRモデルと照合AIモデルを用いて自動照合するシステム「Flax Scanner for Case Mark」の販売を開始する。

「Flax Scanner for Case Mark」は貨物のケースマークをタブレットのカメラで読み取り、貨物情報データベースの情報から該当する貨物情報をAIが見つけ出し、タブレットに候補表示するシステム。このシステムは読取精度が95%、照合精度96%(照合候補5位以内)を実現している。

現在の多くの輸出入業務では、ケースマークと貨物情報データベースのケースマーク情報を目視で確認している。ケースマークの読み間違いは、クロスラベル(ラベルの誤貼付)による配送間違いを招く致命的なミスになるため、複数名で確認する必要があるが、照合には業務に精通した熟練者が不可欠であり、ノウハウの継承や人材確保に大きな課題があった。

「Flax Scanner for Case Mark」を利用することで、経験の浅い業務員でも高い精度で業務を実施することが可能になる。さらに、ケースマークを読み込んだその場で貨物情報の作業指示確認やカーゴラベルの印刷・貼付を行うことができ、時間が大幅に短縮できる。

シナモンはこのサービスを日本の物流業や製造業の多くの企業に活用してもらい、物流・製造業界におけるAIの活用事例を増やすことを目指す。


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です