【流 通】チカク 世田谷区内でオンライン訪問介護の実証実験

チカクは訪問介護事業者のあんくるの協力のもと、チカクのテレビ電話を活用したオンライン訪問介護の実証実験を2022年5月23日に開始した。

介護業界では、マンパワー不足が深刻な課題となっている。中でも訪問介護事業者は、地域の小規模な事業者が多く、マンパワー不足のために高齢者から突発的な訪問依頼があった場合でも、対応できないケースもある。また、スマートフォンやタブレットを利用していない高齢者の場合、介護事業者はそうした高齢者との日常的なコミュニケーションにおいて、顔色や表情を視認できる手段がない。そのため、いかにして訪問回数を必要最低限に抑えつつ、高齢者の安全を確認・担保できるかが大きな課題となっていた。

チカクのテレビ電話は、ネット環境の設定等が一切不要で、ITが苦手な高齢者でも自宅のテレビで簡単にテレビ電話ができる。今回の実証実験では、高齢者向けテクノロジー(エイジテック ※)を活用することで、訪問介護サービス利用者である高齢者とその家族、介護事業者、ケアマネージャーをつなぎ、介護事業者の負担軽減を図り、さらには高齢者のQOLと満足度を高められるかを検証する。


※ エイジテック

加齢に伴う高齢者特有の課題を解決することに最適化したテクノロジー


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