【物 流】センコー 「物流バス」でCO2排出削減量・省人化時間を可視化

センコーはCO2排出削減量・省人化時間を可視化した「物流バス」予約システムサービスを九州~関東間の輸送で開始した。

同社では2021年4月から物流バスサービスを開始しており、今回、川崎近海汽船の大分~清水航路を利用した「10トン陸送車代行輸送」を新たに追加した。簡単にWEBで予約できるほか、物流バスのメニューである「20トントレーラ貸し切り」「積み合わせスペース販売」と新たに追加した「10トン陸送車代行輸送」の利用によるCO2削減量と省人化時間を予約画面で確認できる。

物流バスを使用することで、例えば九州~関東間の片道陸送と海上輸送では約61%のCO2削減(大分港~清水港間相当距離の陸送比)と約20時間の省人化効果が見込める。

今回新たに追加した「10トン陸送車代行輸送」は九州から関東方面へのトラック輸送で主力の10トン車の代行輸送手段として、大分港から清水港間で20トンシャーシに貨物を積み替えて海上輸送するもので、トラックの長距離走行の削減策として2024年問題(※)への対応を行い、物流業界全体の脱炭素化、省人化の実現を目指す。

センコーは今後、九州~関西、関東・関西~九州、関東~関西間などで予約システムのサービスメニューを拡大させ、輸送エリアの拡大と当システムの普及を通じ、次世代の長距離幹線輸送の構築と浸透を進めていくとしている。


※ 2024年問題

年の法改正により、ドライバーの時間外労働時間に上限規制が適用され、現在の長距離輸送方法では目的地への円滑な配送が難しくなること


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