【アジア】丸紅 サウジアラビア・シュケイク3造水プロジェクトの商業運転開始

丸紅はサウジアラビアのシュケイク3造水プロジェクトに関し、Abdul Latif Jameel Commercial Development、Rawafid Alhadarah HoldingとAcciona Aguaと共同出資するShuqaiq Three Company for Waterを通じて、海水淡水化プラントの商業運転を開始した。

シュケイク3造水プロジェクトはShuqaiq Three Company for Waterがサウジアラビア紅海沿岸のシュケイク地区に、逆浸透膜(RO膜)方式(※)の海水淡水化プラント(造水容量450,000m3/日(給水人口約2百万人相当))を建設し、25年間に亘り保守・運転し、サウジアラビア国営水会社(Saudi Water Partnership Company)に対し売水を行う。

サウジアラビアをはじめとした中東湾岸諸国の水需要は、経済成長や人口増加を背景に急速に増大している。また、再生可能エネルギー等の発電方式の多様化を背景として、火力発電設備との併設を前提とせず単独での造水が可能なエネルギー効率の高いRO膜方式の海水淡水化案件への志向が高まっている。丸紅は世界各国で蓄積したノウハウを活かし、水資源の乏しい地域で安定的に安全な水を供給することで、持続的な社会の構築に貢献する。


※  逆浸透膜(RO膜)方式

塩類等を含む水を、浸透圧現象を利用しRO膜に透過させる造水方式



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