【アジア】日揮ホールディングス 台湾でLNG受入基地建設プロジェクト受注

日揮ホールディングスは台湾の大手建設会社とエンジニアリング会社などとコンソーシアムを組み、台湾最大手の石油・ガス会社である台灣中油よりLNG受入基地の建設プロジェクトを受注した。

現在、台湾は、エネルギー政策として全ての原子力発電所の停止および脱石炭火力発電を掲げており、液化天然ガス(LNG)や再生可能エネルギーなどのクリーンエネルギーの積極的な導入を進めている。今回受注したプロジェクトはその政策の一環として、既存の台中LNG受入基地を拡張し、新たにLNG受入基地を建設する。日揮ホールディングス・コンソーシアムが受注した同案件では、このLNG受入基地内に8基(計1,600トン/時)の気化設備とその付帯設備を建設する。

案件受注に際しては、同社コンソーシアムの顧客ニーズを反映した技術提案力、品質・安全と短納期を両立するプロジェクト遂行計画、各社の豊富な実績を最大限発揮できる遂行体制がCPC社から高く評価された結果であると考えています。

台湾は2025年までに天然ガス火力発電を総発電量の50%(現状約30%)に引き上げる計画を掲げている。このため台灣中油や台灣電力は、積極的にLNG輸入や貯蔵容量の拡張に取り組んでおり、今後も新規LNG受入基地建設が複数計画されている。日揮ホールディングスは今回のプロジェクトを成功裏に完遂し、台湾における後続案件の受注を目指す。


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