【流 通】東急建設と東急リニューアル 「リサイクル屋上緑化システム」を共同開発

東急建設と東急リニューアルは廃棄物を再資源化したセラミックスパネル(※1)を活用した「リサイクル屋上緑化システム」を共同開発した。

「リサイクル屋上緑化システム」は、東急リニューアルで既に販売している屋上緑化システム「クラピア屋上緑化」(※2)の基盤にリサイクル材を活用することで、廃棄物削減を実現する。今後、両社では、従来の「クラピア屋上緑化」に加えて、環境に配慮した同システムの販売を積極的に進める。


※1 セラミックスパネル

染色排水の浄化過程で発生し廃棄物として処分されていた余剰バイオマスケイクを、能登産の珪藻土や粘土と混ぜ合わせ1000℃以上の高温で焼き上げることで、植物の生育に適した機能を持つ超微多孔スポンジ状セラミックス基盤「保水セラミックスパネル」。内部に連続した細かい孔がびっしりと詰まったスポンジのような構造なので、吸水性や保水性にすぐれ、雨水だけで植物を種から育てることができる。しかも無機質・無害の素材で最後は土に戻すことができる

※2 クラピア屋上緑化

東急リニューアルで販売しているクラピアを用いた屋上緑化システム。クラピアとはイワダレソウを品種改良した植物で、茎葉が密に広がるため雑草も生え難く、メンテナンスコストが軽減できる。基盤の厚さも100mm程度で構成できるため、軽量化することができ、建物への積載荷重も軽減できる。


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