【知　識】楽天モバイル　防衛省と災害時の協力体制確立のため「災害協定」締結

楽天モバイルは災害時における通信インフラ確保に向けて相互協力を行うため、防衛省と「防衛省と楽天モバイル株式会社との間の災害時における通信の確保のための相互協力に関する協定」（災害協定）を２０２２年３月１日に締結した。 この協定は災害対策基本法で規定された指定行政機関である防衛省と指定公共機関である楽天モバイルが、両者間で円滑な連絡体制を構築し、災害発生時に迅速な復旧活動等を行うため相互に協力することを目的としている。

協定に基づき、楽天モバイルは防衛省と自衛隊の災害派遣活動において必要な通信手段を提供し、防衛省は自衛隊を通じて楽天モバイルが被災地で通信インフラの復旧作業を行う際に必要な物資や機材、設備、人員の輸送などの支援を行う。また平時も定期的な情報共有を行うほか、年１回以上の協同訓練なども実施していく。 楽天モバイルは災害対策の一環として、携帯電話基地局の停電対策（災害用携帯電話基地局（大ゾーン基地局　※１）や、楽天グループが出資し戦略的パートナーシップを締結している米・ＡＳＴ　ＳｐａｃｅＭｏｂｉｌｅ社の「ＳｐａｃｅＭｏｂｉｌｅ」（スペースモバイル）（※２）の実用化に向けた検証などの取り組みを推進している。

今後、協定に基づき、楽天モバイルは防衛省、自衛隊との連携を強化し、全国の陸上自衛隊の各方面隊と、地域ごとの相互協力体制の構築に向けた「地域協定」を締結するよていにしている。

※１　大ゾーン基地局 最大半径約７ｋｍのエリアをカバーする緊急時用の臨時基地局 

 ※２　ＳｐａｃｅＭｏｂｉｌｅ ＡＳＴ　ＳｐａｃｅＭｏｂｉｌｅ社により提供される衛星技術を活用した衛星通信ネットワーク

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