【流 通】パラマウントベッド 福祉専門学校で見守り支援システムを用いた講座開始

パラマウントベッドと三幸学園は、三幸学園が運営する全国7カ所の福祉専門学校の必修科目「介護支援技術(睡眠)」で、介護ロボット「眠りSCAN(スキャン)」を用いた見守り支援システムを利用し、睡眠の分析からケアを考える講座を2022年2月に開始する。 

この講座は、これまで行っていた高齢者の睡眠の特徴などを学ぶ座学の内容に「なぜ介護ロボットが現場に必要とされているのか」等を加えた。見守り支援システムを実際に使用することで高齢者の睡眠ケアにどのように介入できるか実習を通して学べる。こうした必修授業は国内初で、全国7校(札幌・仙台・東京2校・名古屋・大阪・福岡)で実施する。

三幸学園は医療・保育からスポーツ、AI・ITなどの分野における専門的な職業人の育成校を運営する学校法人で、専門学校数は64、生徒数は約26,000人。パラマウントベッドは、医療・介護をはじめとするヘルスケア分野においてサービスや製品を提供している。

「眠りSCAN」を用いた見守り支援システムはマットレス下に体動センサーを敷くことで入居者の睡眠・覚醒状態などがリアルタイムで把握できるほか、記録や睡眠日誌の作成を自動で行う。作成されたデータをもとに、眠剤の調整や入居者のQOL向上に活用できることが評価され、これまでに高齢者施設などを中心に納入実績がある。 一方、介護ロボットを導入する施設は増えているが、機器を使うことに慣れずすぐに活用できないケースも多くある。今回の講座の実施により、機器の使用方法から睡眠ケアの介入方法まで学ぶことで介護現場において即戦力となる人材の育成を促進する。


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